ABOUT
熊本県玉名市のさと、
石貫(いしぬき)で価値をつくる
熊本県の北部に位置する玉名市。その中心市街から程近い場所にある石貫は、自然豊かで典型的な里山と田園風景が残る地域です。
石貫の近辺には多くの古墳が現存することから、古来から人の営みがあり、災害の少ない安全な地盤を持っている。
石貫周辺には、水質の良い澄んだ小川が流れ、稲が育ちやすい環境が整っている。夏には蛍も見ることができる。
移住者や周辺地域からの希望者が休耕地を借りて、昔からある里山の立地や清流の水を活かした無肥料・無農薬の方法で米づくりを行なっている。
熊本県玉名市は弥生時代から、実に二千年の米づくりの歴史があります。近年、農業者の高齢化や後継者不足により耕作放棄地が増加しています。ここ石貫の里山では、移住者や周辺地域からの希望者のグループで無肥料・無農薬の米づくりを行なっています。
「あたらしさと」の名前には、古くから住む人たちにとっての“ふるさと”を維持するだけでなく、新しい人たちにとっての地域資源の価値を見出し、新しい里の形をつくるという意味を込めています。
VISION
自然と人が寄り添う、
次世代に受け継がれる
里のある社会
平日は仕事をしながら、週末に集まって作業を行ったり、分担や協力し合って米づくりを行なっている。
地域の憩いの場としてコミュニティースペースを提供。
間伐等の手入れがされないままとなっている里山林の対策、活用を検討。
本来“ふるさと”には、その土地の自然や人と関わりながら過ごす人にとって心安らぎを感じる特別な価値があると思います。しかし少子高齢化により、地域の活力やかつての風景、その価値が失われつつあります。だからこそ、そのような“ふるさと”を持つ人だけでなく、これからそこを訪れる人にも新たな価値を見出す機会をつくり、次世代へ受け継がれる里のある社会を目指したいと考えます。
MISSION
持続的で価値ある
新たな暮らしの仕組みをつくる
畑で収穫した後、スイカ割りを楽しみ、みんなで食べる。
クヌギの山を整備し、カブトムシが集まる森をつくる試み。夏には子供たちが昆虫採集。
「あたらしさと」は、訪れる人にとって、自宅や故郷でもないサードプレイス(第三の場所)となり、食づくり、場づくり、機会づくりを提供していきます。忘れ去られてしまいそうな地域資源の魅力を活かし、一人ひとりにとって持続的で新しい価値を見つける仕組みをつくっていきます。
VALUE
さとの自然を活かすこと
さとを楽しみ、創造的であること
人とつながり、協力し合えること
“さとの自然を活かした食づくり”、“さとを楽しみ共創を生む場づくり”、“人とつながり協力し合える機会づくり”の3つの価値を提供。
石貫を見守る“庄屋”の家系である徳永家。これまで多くの人に移住の支援や農業のやり方などアドバイスしてきた。
里で活動する方々は無理をせず、楽しみながら里でのひとときを過ごしています。私たちは、地域での暮らしや経験による新しい生きがいを見つけられる里づくりを目指していきます。